水上ヴィラ(バンガロー、コテージ)があるリゾートとして、タヒチとモルディブで迷われる方も少なくないようです。
しかし、タヒチとモルディブの気候やベストシーズンは大きく異なります。
<タヒチ>
1年を通し温暖な常夏のリゾート。
最高気温が30℃前後、最低気温も25℃前後の為、時期を問わずシュノーケリングやマリンスポーツを楽しんで頂けます。
フィジーやニューカレドニアなども同じ南太平洋のリゾートですが、20℃を下回るシーズンもあり寒くて泳げない時期もありますが、タヒチはハワイと同様に水温も年間を通し平均27~29℃ですので、1年中シュノーケリングなどを楽しんで頂くことが可能です。
タヒチのベストシーズンは、The乾季の6月上旬から10月下旬ですが、乾季でもスコールはあります。
乾季前後の4~5月、11月は、雨季とまでは行かず、料金もやや安くなるので穴場シーズンです。
雨季と言われる12月~3月でも、1日ずっと毎日ずっと降り続くわけではなく、年末年始に毎年行かれるリピーター様もいらっしゃいますが、実際にはスコールの時間より晴れている時間の方が多いように感じます。
12月~3月は日本でいう夏になりますので、多少湿度も上がりますが、色とりどりの花々が咲き誇り、ビックスコールの後は、虹がダブルで出現する事もあり、費用も欧米含め旅行シーズンを外れるため1年で一番お得なシーズンです。
タヒチの晴天率は、一時曇りを含めますと、6月中旬~10月上旬が60%~70%、5月は50%、3月下旬~4月と11月は30~40%。
雨季と言われる12月中旬~1月上旬の1ヶ月だけは雨の確率が50%、快晴または晴れが20%、曇りが30%。
2~3月は雨の確率が40%前後、快晴または晴れが30%前後、曇りが30%前後。
因みに日本の晴天率は、8~9月が50%、6~7月が20~30%、4~5月が30~40%程度。
梅雨と言われる6月中旬~7月中旬の雨の確率が50%前後、9月が40%程度ですので、タヒチはベストシーズンが圧倒的に多くお休みの取りやすい時期に、なるべく長く行かれる事をおススメ致します。
(タヒチの水上バンガロー)©Sha King Kong
<モルディブ>
気温は1年中大きくは変わらず最高気温が31℃前後、最低気温も25℃程度、海水温は年間を通して25~28度前後ですが、5月あたりから12月上旬までは、雨量が多くアジア中東地域独特の蒸し暑さを感じるシーズンであり、曇りの日も多いために水温も上がらず肌寒く感じる日もあるようです。
モルディブのベストシーズンは、12月下旬から3月上旬までと非常に短く乾季は2か月半程度。勿論乾季でもスコールはあります。
湿度は、ベストシーズンの12月下旬から3月上旬でも高めで、タヒチの雨季と同様のレベル。
4月~10月頃までは湿度が最も高く、日本の8月よりも高く、タイなどの東南アジアよりも高く、体感湿度レベルは年間を通し蒸し暑い~不快のレベルです。
モルディブの晴天率は、一時曇りを含め12月下旬~3月までが40%前後。5月中旬~9月上旬は10%、4月と11月が15%程度。
雨の確率も5月~12月上旬までは40~55%。日本の梅雨と同じ雨の確率が8か月もありますので、シーズンを間違えると綺麗な景色を一度も見れず、せっかくの水上コテージも楽しめずとなる事もあるようです。
そして重要な事として、モルディブの雨季は、タヒチの雨季とは比較にならない程、大荒れに荒れる事が多いこと。
モルディブでは、毎年数回あり、当然水上飛行機やボートが運休し帰国できないこともあるし、リゾート内も陸地が殆ど無いから避難もできず、部屋に籠り収まるのを待つしかないのだけど、水上ヴィラも揺れるし、桟橋も通れずレストランへ行くことすらできない状況になります。
タヒチが荒れるのは、ルートを逸れたハリケーンがタヒチに来てしまう程度で、数年に1度あるか無いか?
山があるタヒチでは高台に避難もできますし、水上ヴィラに滞在の方も陸地のお部屋に移動を頂いたり、事前に注意予報が出し離島滞在を切り上げてタヒチ島に移動して頂いたケースも過去に1度か2度程度あったと記憶しています。
(モルディブの雨季イメージ)
【まとめ】
・モルディブは12月下旬~3月上旬の2か月半程度のみでベストシーズンが非常に短い。
・タヒチのベストシーズンは長く、日本の旅行シーズンとも合っている。
・モルディブの晴天率はベストシーズンでも低い
・モルディブは湿度が1年を通し高く、日本の夏よりも非常に高い
・モルディブの雨季は、非常に荒れる事が多い
更に詳しいタヒチの天候情報は、
タヒチの気候天候・雨季と乾季
https://tahiti-weddingbell.com/climate
をご確認下さい。