タヒチでサーフィン
スポットは無数に。手つかずの自然にブレイクするタヒチ伝説の「波」
ポリネシア文化発祥の地といわれるタヒチ。 サーフィンといえばハワイが有名ですが、古くからタヒチでも楽しまれてきた娯楽のひとつだったようです。広大な海域に島々が散らばるタヒチのことですから、いわゆる「シークレット」と呼ばれるようなスポットは無数にあると言ってよいでしょう(実際に、ダイビングで有名なランギロア島のパスでは、サーフィンができることで有名です)。しかし、一般的に旅行者の方がサーフィンをされるのであれば、タヒチ島が現実的。1週間かけてタヒチ島のサーフスポットを巡るも良し、またハネムーンの最終日に、手付かずの自然の残るタヒチ本島のメローな波を楽しんでみるのも良いでしょう。
タヒチ島の主要サーフポイント
(1):パペーテから時計回りに
【ビーナス岬】Point Venus
パペーテ市内から車で約15分。島内一周道路からビーナス岬の標識に沿って左折。公園になっており、シャワーも完備。突き当りが黒砂のビーチでアウトサイドにポイントがあるが、ウネリのない場合はブレイクしない。基本的に海水浴場。
【マヒナ】Mahina
パペーテ市内から車で約15分。ビーナス岬を過ぎて進行方向左側に海が見えてきたあたり。遠浅のビーチブレイクで子供が水遊びをしている。小さなウネリにも反応するが、大きい時はクローズアウト。ビギナー向き。
【オロファラ】Orofara
パペーテ市内から車で約20分。道路左側にある椰子の林越しにポイントが見えるあたり。エントリーは大きな玉石だが、ポイントあたりのボトムはサンド。ウネリが合うとロングライド可能なオーバーヘッドの波が楽しめる。
【パペノー・ベイ】Papenoo Bay
パペーテ市内から車で約20分。道路が小高い丘に差し掛かり、左手に大きな湾を見下ろせるあたり。ワイドなベイで、混み合うことはめったにない一押しのポイント。車も停めやすく、ベイ右手にはシャワーもある。
【パペノー・リバー】Papenoo River Mouth
パペーテ市内から車で約25分。パペノー河を越える橋の手前を左折すると突き当りが河口ポイント。ウネリが合うとオーバーヘッドのチューブライドが楽しめる。ボトムは玉石。
【アラホホ】Arahoho – Blow hole
パペーテ市内から車で約35分。アラホホの潮吹き穴の駐車場前のポイントブレイクで、1波1人が乗れる。ウネリが合うとリップが厚い波となり、波打ち際は岩場なのでビギナーには無理。
【ヒティアア】Hitiaa
パペーテ市内から車で約50分。河口の前で割れる比較的メローな波。朝夕はグラッシーなことが多いが、日中は風の影響を受けるため×。
(2):パペーテから反時計回りに
【タアプナ】Taapuna
パペーテ市内から車で約15分。リーフブレイク。ローカルはパドルアウトするが20分はかかるので、ツーリストはボートをチャーターする場合が多い。シャローで掘れるチューブで、世界中のセミ&プロサーファーが集まるポイント。
【ミュージー】Musee
パペーテ市内から車で約20分。リーフブレイク。タヒチ博物館の駐車場に車を停めて、海に向かって左手にリーフがある。パドルの時間も短いので、ツーリストにはお薦め。
【パエア】Paea
パペーテ市内から車で約30分。河口のリーフブレイク。比較的アタックしやすいリーフだが、サイズが上がるとオーバーヘッドに。
【パパラ】Papara
パペーテ市内から車で約45分。河口のビーチブレイク。タヒチ島の南側で唯一のビーチブレイクで、玉砂利と黒砂が交じり合ったポイント。ビーチも広く、駐車スペースやシャワーも完備している。ビギナー向き。
【バイラオ】Vairao
パペーテ市内から車で約70分。タヒチ・イチ島のリーフブレイク。カレントが強いがチューブライドが可能。
【チョープー】Teahupoo
パペーテ市内から車で約80分。タヒチ・イチ島のリーフブレイク。ヴィラボン・コンテストの巨大な波で有名。必ずローカルと一緒に入ること。エキスパートオンリー。
タヒチ島で最も手軽にサーフィンを楽しむ方法
- サーフィンをするのはタヒチ島に絞り込みましょう。
- 一般のツーリスト達が、ボラボラ島でサーフィンをするのはほぼ不可能です。
- タヒチ島でサーフィンを楽しむには車が欠かせません。レンタカーはタヒチ島の空港、またはホテルで借りられます。
- 日本から持参するものは「国際免許」が必須。ボードはスーツケース込みで30キロまでのものに。それ以上は超過料金が発生します。
- 複数のボードやロングボードを持ち込む際は、レンタカーに取り付けるソフトキャリアがあると便利です。
- タヒチの国内線(プロペラ機)で、ボラボラ、タハア、ランギロアなどの離島へ行く方は、サーフボードはファアア空港内の荷物一時預り所(有料)に預けるのが便利です。
- 離島から戻ったら、そのまま空港でレンタカーを借りるのが便利です。問題なければ最終日の国際線出発時まで車を借りて、当日に早めに空港へ行って車を返してもよいでしょう。
- 車は左ハンドル、右側通行。交通法規はフランスのものに準じます。
- 最もアクセスしやすいポイントは、島の北側のパペノー海岸です。(行き方)パペーテから時計回りに島内一周道路を東に進みます→タハラアの丘の坂道を下ると、道路は対面通行の一車線ずつに変わります~景色も右側に山、左側に海という景勝地に→ここから「オロファラ」「パペノー・ベイ」「パペノー・リバー」とポイントが続きます。 このポイントのシーズンは12月から4月くらいまでですが、サイズを気にしなければ一年中サーフ可能です。 いずれも海側には駐車スペースがあり、ポイントから自分の停めた車が見えるので安心です。
- ローカルは皆フレンドリーですから、なるべくローカルのいるポイントで入りましょう。
- いずれもボトムは黒砂ですので、日本と同じような感覚でタヒチの波を楽しむことができます!Enjoy Tahitian Surfing !
- サーフィンを終えたら真水を浴びられる場所が何箇所かありますので、ローカルに訪ねてみてください。パペノー・ベイにはシャワーもあります。携帯式ポリタンクやペットボトルを持っていけば、パペノー・ベイの端に湧き水の出ている場所もあります。
タヒチでサーフィンする際の注意事項
- 国際線エアタヒチヌイにサーフボードを持ち込む際には、事前にサイズと重量の申請が必要です。
- サーフボードは、タヒチ国内線(エアタヒチ)にはスーツケースなどの荷物と一緒にチェックインできません。
パペーテの荷物預かり等のサービスをご利用下さい。
Photography
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遠くに見えるチョープーの波
タヒチ島パペーテ(Papeete)からヴィラボンプロ(Billabong Pro Tahiti)の行われる Teahupoo (チョープー)までは車で約2時間(78km)の距離があります。チョープーの巨大な波は、離れて見ても迫力十分。
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タヒチ島南岸の黒砂のビーチ
白砂のビーチが広がるボラボラ島(Bora Bora)とは異なり、タヒチ島のビーチは黒砂が主流です。また、何故かビーチには犬が多いのです。この日もフラットな海に一匹が所在無く寝転んでいます。
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ヴィラボン大会当日はボートも混雑
ヴィラボン・プロ(Bilabong Master Pro Tahiti)の大会当日は多くの人が会場に集まります。チョープー(Teahupoo)の巨大な波を間近に見るにはポイント近くまでボートを手配する必要があります。
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チョープーのビーチサイド
チョープー(Teahupoo)のポイントへは、このビーチから船でサーフポイントまで。ビーチの波は穏やかですが、アウトサイドでは巨大な水の塊がサーファーの上に降りそそぎます。
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タヒチ島北岸のパペノーベイ
ワイドなビーチブレイクのポイントで、初心者でも気軽にタヒチの波を楽しめるパペノー(Papenoo)。パペノーにはこのベイ(Bay)以外にポイントが複数あります。土日にはローカルも多く、子供と一緒の家族連れの姿も多く見ます。オンシーズンは11月から3月くらいまで。映画「エンドレスサマー(The Endress Summer I)」にも登場した伝統的ポイント。
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ポイントでサーファーを待つジェットスキー
チョープー(Teahupoo)のポイントはビーチからかなり離れているので、ボートやジェットスキーでゲッティング。シーズンは3月から6月くらいまで。サーフィンをしなくても景観の良い場所なので、タイミングが合えば足を伸ばしてみるのも良いでしょう。チョープーにアタックしたいサーファーは、タヒチ・イチ島にあるペンションステイが便利。
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タヒチ島南岸のパパラビーチ
パペノー(Papenoo)と共に観光客にはアクセスしやすい、タヒチ島の南側にあるパパラ(Papara)ビーチ。ワイドでビーチブレイクなので、ビギナーでもトライし易いでしょう。シーズンは4月から9月くらいまで。ビーチには駐車場やシャワーの設備もあります。ビーチはタヒチ島のゴルフ場アティマオノ(Atimaono)から程近い場所にあります。
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チョープーの道路指標
サーフボードの形をしたチョープー(Teahupoo)の道路指標。パペーテから60kmの所にあるタラバオ(Taravao)から更に18kmのところにあります。ここから先には車で進めません。
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チョープーにかかる吊橋
チョープー(Teahupoo)に着いたら車を止めて、この橋を渡ってポイントまで歩きます。パペーテ(Papeete)の喧騒とはかけ離れた別世界のよう。とても同じタヒチ島(Tahiti)にあるとは思えません。
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ヴィラボン・コンテスト
毎年5月にタヒチ島(Tahiti)チョープー(Teahupoo)で開催される一大ビッグイベント。押し寄せる波のリップの厚さ、水量共にハワイのパイプライン(Pipeline)を超える難易度とも言われています。数あるタヒチのサーフィン・コンテストでも最も盛り上がる大会です。
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