タヒチ島パペーテの楽しみ方~魅力~観光スポット
タヒチ島の基本情報
- 位置:フランス領ポリネシア・ソシエテ諸島、首都パペーテとファアア国際空港を擁す
- 面積:1,045平方キロメートル
- 人口:約178,000人
- 中心地:パペーテ
- 気候:亜熱帯海洋性気候 年間を通じて平均気温は27℃、海水温の平均は26℃
タヒチ島の地図(マップ)
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※ホテル ティアレタヒチは2020年7月に営業を終了しました。
タヒチ島の魅力
楽園へのゲートウェイ
フレンチポリネシアの歴史を垣間見る
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フレンチポリネシアの歴史は、紀元前10世紀頃、モンゴロイドがユーラシア大陸から東南アジアを経由し太平洋を南下、漂着したことが起源と言われています。
彼らがソシエテ諸島に定住し始めたのは紀元後3~4世紀頃のことで、14世紀頃までにはニュージーランドやハワイを含む一大ポリネシア文化圏を形成しました。
16世紀に入ると、多くのスペイン船やポルトガル船がこの海域を行きかい1767年にイギリス海軍のキャプテン・サミュエル・ウォリスが初めてタヒチ島を訪れたとされています。
続いて、1768年にはフランスのキャプテン・ブーガンビルが、1769年にはイギリスのキャプテン・ジェイムズ・クックが入港。
こうして、ヨーロッパ文明の波が少しずつタヒチに押し寄せるようになると、1797年にはイギリス宣教師団が入島し、1838年にはフランスのローマン・カトリック宣教師団もやってきました。同時期に、ポリネシア人のトゥがタヒチ全体を統制しポリネシア王朝を設立しポマレ1世として即位します。しかし、王朝はほどなくしてヨーロッパ大国との勢力争いに巻き込まれ、女王ポマレ4世の治世となった1842年にタヒチ島、モーレア島をフランスの保護領とする条約を締結して以降、王朝は徐々に苦境に追い込まれていきました。1880年、ポマレ5世はついに主権をフランスに握られ、こうして王朝は消滅しました。
そしてフランスのオセアニアにおける初めての植民地が誕生し、今に至っています。
このようなフレンチポリネシアの歴史を垣間見ることができるのがタヒチ島。
島のあちこちには、歴史的人物にゆかりのある地名や建造物があるほか、南太平洋有数の博物館「タヒチ博物館」では歴史をひも解く展示がされています。現在の楽園タヒチを形成したこれらの歴史に思いを馳せてみることができるのもタヒチ島の魅力です。
ポリネシア文化を体感
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毎年7月に開催されるタヒチ最大のお祭り「HEIVA I TAHITI」。
ポリネシア独特の競技やイベントが何日間にも渡り開催されます。
最もポピュラーでよく知られているのは、タヒチアンダンスコンテスト。グループに分かれた熱戦が繰り広げられ、予選から決勝に至るまで会場は熱気にあふれかえります。
ヘイヴァ・トゥアロ・マオヒ(伝統スポーツ大会)も欠かせないイベントで、槍投げ、石重量挙げ、コプラ集め競争、フルーツ運びレース、カヌーレースに分かれ、いかにもポリネシアらしい競技があちこちで展開されます。
1年で一番盛り上がりを見せるこの時期、島全体にはお祭りムードが漂い、子供から大人まで誰もがいつも以上に陽気で浮き立った表情をしています。
タヒチ島では、その他にも年間を通してポリネシア文化に触れることができる伝統工芸展や各種イベントが数多く開催されています。これらのイベントに出会うことができるのも行政の中心地「タヒチ島」ならでは。
南の島の大都会パペーテを楽しむ
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タヒチ島の中心地「パペーテ」は、タヒチの首都であり、ほかの離島とは異なる大都会。パペーテ市内に隣接する港には、大型のラグジュアリー客船や日本のマグロ漁船が停泊している事もあります。
標高2,000~1,000メートルを越える山々が立ち並び、深い谷や川や滝があることで、「水甕(みずがめ)」を意味するパペーテ(PAPEETE)と名付けられたといわれています。
フランス領ならではのフランスの雑貨や食品、黒真珠のショップや土産店が多いほか、屋台料理ルロットに代表される庶民的なお店やローカルフードはもちろん、フランス、イタリア、チャイニーズ、ジャパニーズ、アジアンなど、それぞれ本格的なこだわりのレストランが軒を連ね、バラエティ豊かな食事が楽しめます。
ここで味わう大都会ライフも旅の楽しみを広げてくれます。
タヒチ島の見どころ
カテドラル
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首都パペーテの中心にあるカテドラル。赤いとんがり屋根が象徴的なこのカテドラルは、1844年から30余年をかけて、ポリネシアの人々によって建てられました。町の中心に位置するカテドラルには常に人々が訪れ祈りを捧げています。島内の周回道路にある距離を示す道標は、このシンボルとなるカテドラルからの距離を指しています。
ヴィーナス岬
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ヨーロッパ人が初めて上陸した歴史的スポット。1769年には、キャプテン・クックが金星の太陽面移動を観測した場所で名前の由来にもなっています。延々と続く黒砂のビーチは、ローカルにも人気の海水浴場となっています。
アラホホの潮吹き穴
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山側の道路沿いの岩に穴が開いていて、その穴を大きな音とともに風が吹き抜けると、海側の道路下にある岩から勢いよく潮が吹き上がる迫力満点のスポット。
ファアルマイの滝
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ティアレイの村の奥にある滝で渓谷を3つの滝が流れ落ちています。最初の滝は、駐車場から歩いてすぐ。残りの2つは木々を掻き分けながら進むとやっとたどり着くことができ、ちょっとした探検家の気分を味わえます。
マラアの洞窟
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かつてゴーギャンが沐浴をしたという洞窟で、パパラ地区にあります。山の斜面にある3つの洞窟は神秘的な水を湛えています。遊歩道が整備されているので散策もできますが、水深が深いため遊泳は禁止です。
バイパヒ・ガーデン
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入場料無料の植物園で、一周するとタヒチに生息する植物をほとんど見ることができます。園内にはティアレ・タヒチをはじめとしたガーデニア類、多種多様な色鮮やかなハイビスカス、バナナ、ヘリコニア、滝や水蓮が花開く幻想的な池などがあり、変化に富んだ風景が楽しめます。
ラフラフのマラエ
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ポリネシアの古代宗教祭祀場。テニスコートほどの面積に、石垣とティキが点在したひっそりとした場所です。このマラエでは、ヘイヴァ・ヌイのお祭りに、当時の祭礼を再現するイベントが行われています。
タヒチ博物館
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ヨーロッパ人が到来する前のポリネシアの自然、文化、技術、社会、宗教などの資料がわかりやすく展示されています。その質・量ともに南太平洋有数の博物館です。
ポマレ5世の墓
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黒砂のビーチが広がるアルエに位置しています。ポマレ5世はタヒチ最後の王で、没年は1891年。緑に覆われた墓碑は、タヒチ王朝の栄華が偲ばれる佇まいをしています。
バイヒリア湖
海抜500mほどの場所にあるタヒチ島唯一の湖で、耳のあるウナギがいると言われています。
4WDツアーで訪れることができますが、トレッキングをしたい場合には必ずガイドが必要です。海とは異なるタヒチの雄大な自然を感じられるスポットです。
タヒチ島パペーテを楽しむキーワード
- 滞在日数は、旅の目的に合わせて考える
- おみやげ探しならまずマルシェへ
- 目的に応じたホテル選び
楽園タヒチの玄関口
タヒチのゲートウェイとなるのがタヒチ島です。島の総面積はタヒチの中で最も大きく、大きい島(タヒチ・ヌイ)と小さい島(タヒチ・イチ)があり、ちょうどひょうたんのような形をしています。 タヒチの島々は火山活動で隆起したとされ、最高峰のオロヘナ山は標高2,200メートルを越える高さで、オロヘナ山、アオライ山、ディアデムなど、標高1,000メートルを越える山々がそそり立ちます。山肌は削り取ったように浸食され、深い谷や川や滝があり、島全体が緑深いジャングルに囲まれた自然の恵み豊かな島となっています。
タヒチ島の北西から西側にかけては珊瑚礁が大きく張り出して外洋から島を護り、白砂のビーチの穏やかなラグーンが続いています。逆に島の北側から東海岸にかけては珊瑚礁が少なく、太平洋の荒波が直接打ち寄せる黒砂のビーチが続きます。
タヒチ・イチ島の突端はティパリ断崖という絶壁になっています。南極近くで発生する低気圧から届くうねりは途中大きな陸地にぶつかることなくこの島に押し寄せ、生身の人間がチャレンジできる世界で最も大きな波のサーフスポットのひとつ「チョーポー」というポイントで巨大な壁のような波を創り出すことで有名です。
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タヒチでショッピングをするなら
タヒチ島の北側に位置する首都パペーテ(PAPEETE)には、行政機関や商業施設が集中しており、日中はパペ-テで働く多くのタヒチの人々で活気に溢れています。町の中心部には、大統領官邸、官公庁、郵便局、公園、市庁舎など公共の建物が並んでいます。
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商業の中心はバイマ・ショッピングセンターとマルシェ。バイマ・ショッピングセンターにはタヒチ特産のブラック・パールの店が多く軒を連ねています。タヒチ土産を探すならマルシェがお勧め。1階には生鮮食品や花などが売られ、周囲はパレオや民芸品などを売るお店が並んでいます。マルシェの2階にも、Tシャツや民芸品を売るお店があります。パペーテのショッピング街の規模は小さく、半日あれば十分に町を見て回れるでしょう。
ツアー参加で効率よく島を巡る
タヒチ・ヌイ島の外周に沿って周回道路が通っており、一周120キロもあります。パペーテ周辺地区を過ぎると自然豊かで静かな田舎の風景が続きます。タヒチ・イチ周辺ののんびりとした雰囲気は首都パペーテのある島と同じとはとても思えません。
現地ツアー会社の催行の1日ツアーに参加すると、タヒチ島のみどころを効率よく回ることができます。見学する観光スポットはツアーによって異なりますが、主にクック船長らが寄港したマタバイ湾、アラホホの潮吹き岩、ファアルマイの滝、タヒチ博物館などをガイドと共に巡ります。
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ゴーギャンを偲ぶ
タヒチ、マルケサス諸島にあるヌクヒバ島でその生涯を終えたポール・ゴーギャンは、当時のパリや人間関係に見切りをつけタヒチへ旅立ちました。最初のタヒチ滞在でゴーギャンが住んだのはタヒチ島のマタイエアという地域。
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ゴーギャンも礼拝に訪れたと伝えられるタヒチ島南海岸のマタイエア村に位置する珊瑚と石で築造された由緒ある聖ジョン・バプティスト教会(1870年建立)。
タヒチ島パペーテのホテル一覧
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